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ロレアル、世界最大のスタートアップキャンパス「Station F」に投資

フランスの化粧品最大手のロレアルは、2017年6月、パリにオープンした世界最大級のスタートアップキャンパス「STATION F」に投資して、美容産業の発展を担うスタートアップを支援していくと、このほど発表した。同社は2018年1月より支援プログラムを開始する予定。該当するスタートアップに6ヶ月〜12ヶ月の期間、ロレアルの専門チームからのメンターシップ、美容業界の幅広い専門知識、グループ内の主要なステークホルダーと世界中のブランドへのアクセスなどの戦略的支援を提供する。

同社がアクセラレーターとして支援するスタートアップの3つのカテゴリーは次の通り。

◆インディーズ系の美容ブランド:メイクアップ、スキンケア、ヘアケア、香水事業でダイナミックでユニークな製品開発を持つスタートアップ

◆テクノロジーベンチャー:拡張現実、バーチャルリアリティ、人工知能、機械学習、ソーシャルコマースの分野に特化して開発を行うスタートアップ

◆美容産業のデジタルサービスに焦点を当てたアーリーステージのベンチャー:デバイス、診断ツール、製品のパーソナライゼーションとカスタマイズ、サービスプラットフォーム(予約エンジン、ソーシャルセールスマーケットプレイスなど)を開発するスタートアップ

スタートアップキャンパス「Station F」でのロレアルの支援プログラムに参加を希望する新興企業は同社のEメール(startup@loreal.com)で応募条件などの詳細が確認できる。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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