ファンケル、4年ぶりに営業利益を黒字転換

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2017.11.1

編集部

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)はこのほど、2018年3月期第2四半期の売上高が前年同期比12.3%増の518億5700万円、営業利益が37億3600万円と4年ぶりに黒字転換を果たしたと発表した。『アテニア』の売上が過去最高を更新するなど化粧品関連事業が好調に推移したことなどが背景にある。

化粧品関連事業を個別に見ると、『ファンケル』において『マイルドクレンジングオイル』のプロモーション効果、マチュア世代向け化粧品『ビューティブーケ』の寄与に加えて、基礎スキンケア製品も好調に推移して、売上高は前年同期比12.1%増の241億4200万円となった。

『アテニア』については、『ミッドナイトモイスチャーライザー(春夏)』や『スキンレタッチャー』などの新製品効果のほか、Webを活用したコミュニケーション戦略によりお客が大場に増加し、売上高は前年同期比27.0%増の52億9000万円となった。通期では2007年度の過去最高売上の更新を目指す。『ボウシャ』については、主力の『ブラックシリーズ』が好調に推移したことなどにより、売上高は同58.5%増の15億6200万円となった。いずれもインバウンド需要が想定を上回ったことなどが背景にある。

2017年度通期の売上高は前年比9.0%増の1050億円、当期純利益は同22.3%減の40億円と前回予想を据え置いた。最大商戦期の第3四半期の動向や今後のインバウンド需要の動向を注視する必要があることや、来期以降の成長基盤強化のために追加的な広告投資を行う可能性があることなどを理由に挙げている。

参考リンク
株式会社ファンケル

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