世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

高島屋とセーレンの合弁会社「ディアマユコ」が常設店5店舗開設

大手百貨店株式会社高島屋(大阪府大阪市)と繊維メーカーのセーレン株式会社(東京都港区)が合弁で設立した「ディアマユコ株式会社」(東京都中央区)は、2015年4月の合弁締結以降、2017年9月現在までに新宿高島屋、横浜、京都などの高島屋店内に常設した店舗「ディアマユコ」を5店舗開設した。2020年までに百貨店以外にショッピングセンター(SC)などに常設店舗を出店し、販路を拡大する方針。

合弁会社のディアマユコは、出資金9億8千万円で、そのうち資本金、設立準備金とも4億9千万円。高島屋が61.2%、セーレンが38.8%を出資して2015年4月に26人体制で発足した。ディアマユコは、高島屋の連結決算の対象。

ディアマユコは、主力事業としてセーレンが開発した繭から生まれた天然タンパク質「セリシン」(絹糸を取り囲むタンパク質で、人間の皮膚の天然保湿因子に類似したアミノ酸で構成)を主成分としたビューティーケア商品(化粧品など)やITと一貫体制を融合したビジネスモデル「ビスコテックス」による色彩豊かなシルク製品等を店頭販売する。また、スパ・エステ、ジュースバー・カフェなどを併設して、小売販売事業やヘアサロン・エステサロン・ホテルなどへの卸販売事業を行う。すでに、2015年4月の合弁締結以降、今年9月までに新宿高島屋の1階(写真)や横浜、京都などの高島屋店内に常設店舗「ディアマユコ」を5店舗開設し、スキンケア、スカルプ(頭皮)ケア&ヘアケア、ボディケアなどを販売している。

同社では、中長期的に合弁設立5年目を迎える2020年メドに「多店舗展開を図りショッピングセンターなどにも出店して販路を拡大する方針。今後の新規出店については、現段階で未定」としている。
両社が合弁会社を設立して共同事業に乗り出したのは、高島屋にとって有力な化粧品ブランドを自社店舗で扱うことで、海外旅行客を含めて集客が図れること。一方、セーレンにとって百貨店で化粧品を対面販売することで、高級路線に弾みがつくとの狙いによる。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP