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タトゥー除去の世界市場は2023年には273億ドルに

世界で入れ墨(タトゥー)を施術する人口が増加するのに比例して、タトゥー除去市場は成長しているようだ。

英マーケットリサーチ会社のReportBuyer(ロンドン)はタトゥー除去の世界市場 に関する調査報告書「Tattoo Removal Market – Global Opportunity Analysis and Industry Forecast, 2017-2023」を発表した。これによると、2016年のタトゥー除去市場は116億ドルで、2023年には倍増して273億ドルを超えると予測されている。2017〜2023年の間、年平均成長率(CAGR)12.7%で成長する見通し。

タトゥー除去は皮膚から入れ墨を永久的に除去するプロセス。これにはレーザー(パッシブ、アクティブレーザー)、外科手術 (皮膚切除、整形手術)、クリームなどのプロセスを用いて行われる。

タトゥーを入れる人の数が増えるにつれて、その除去の発生率も増加しタトゥー除去市場を大きく左右してきた。さらに、社会的および個人的な生活環境の変化や趣向の変化によりタトゥー除去の需要は拡大したとみられる。ただ、タトゥーを入れる施術と比べて除去に伴うコストは高いので、今後は除去市場の成長を妨げる要因になるとも予想される。

技術革新としては、強烈なパルス光線療法などの新しい技術も認可されており市場成長の新たな機会が生まれている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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