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オープンダイニングで食べる量が増える

食べる量は食堂のデザインで変わるかもしれないという調査結果が8月19日、「Environment and Behavior」オンライン版に掲載された。

米国ノートルダム大学建築学部の研究者らは57人の大学生を対象に、キッチン-ダイニングエリアの開放度と食事行動の関連性を反復測定研究で検討した。開放度の設定は、オープンプランのキッチン-ダイニングに折りたたみ式のスクリーンを設置の有無で比較した。オープンプランはクローズドプランに比べ、視認性がよく食べ物を取りに行くことに利便性があった。研究ではビュッフェ式の食事で3種類の食事行動を観察した。

食事行動はビュッフェへ食べ物を取りに行く回数と量、さらに食べた量とした。回帰分析で、オープンプランだと食べ物を取りに行く回数が大幅に増えたことを示した。食べ物を取りに行く回数と量に加え、食べた量もまたフロアプラントと間接的な関連が示された。これらの結果は、フロアプランの開放性と健康的な食環境の設計制作に役立つことが示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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