ピジョン株式会社（東京都中央区）はこのほど、中国のインターネット事業最大手のアリババグループ天猫母嬰（ベビーママ）と、中国でのECビジネスについて、戦略協力契約に向けた意向書の締結を結んだと発表した。

ベビーママ事業総経理の杜宏氏が12月6日、ピジョン本社を訪れ、中国でのECビジネスについて、取締役副社長の北澤憲政氏と会談・意見交換を行い、今回の締結に至った。

会談では終始活発な議論が交わされ、杜氏から中国ベビー用品市場の分析、ビックデータを活用したECにおける戦略構築の提案があった。

具体的には、「現在、中国では90年代生まれの若い消費者のEC利用が増え、若年層の消費行動は大きく変化している。アリババの強みであるビックデータを活用し、消費者の消費行動をもとにした販売戦略をピジョンと共に構築していきたい」という杜氏の提案に対し、北澤氏は「アリババとのビックデータ活用に関する戦略構築には、大きな可能性があり、中国における消費者の嗜好と行動をより詳細に把握し、さらなるブランディングの向上と売上の拡大を図っていきたい」と応じたという。