コーセー、柔軟性とスタイリング持続力に優れた新樹脂を開発
2013.07.2
編集部
コーセーは、信越化学工業との共同研究で、新しいヘアスタイリング新素材「カチオン性アクリルシリコーン樹脂」(=画像)を開発した。柔軟性とスタイリング持続力に優れた新樹脂で、同社は、8月21日に発売するヘアケアシリーズ「スティーブンノル」の新しいスタイリングライン「スタイルジェニック」に同樹脂を初配合し、実用化を進める。
セット力の強いスタイリング商品は、使用時のべたつき、ごわつき、フレーキング(粉ふき)などが難点だった。同社はセット力が強く柔らかなスタイリング剤の開発を目指し、新素材の研究を進めていた。
今回開発した新樹脂の髪表面の皮膜と一般的な樹脂の皮膜と比較したところ、新樹脂は弾力があり柔軟性に優れた素材で、髪への付着性が高く、髪表面にしなやかで均一な膜を作れることが判明。また、新樹脂を配合したヘアミストと従来品を比較したところ、なめらかな使用感と弾力感、カール持続効果が高いことが明らかとなった。