コーヒーの飲用量が多い女性は血圧、中性脂肪、GPTの数値が低い

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2018.04.4

編集部

ネスレ日本株式会社(兵庫県神戸市)は、神戸本社社員のコーヒー飲用量、ポリフェノール摂取量と健康に関する調査を実施した。その結果、コーヒーの飲用量が多い女性社員ほど、血圧、中性脂肪、GPT(肝機能マーカー)の数値が低く、特に血圧はコーヒーを3杯以上飲んでいる人の数値が低いこともわかった。

調査によると、社員は平均で日本人の2倍以上に相当する1日3杯以上のコーヒーを飲用し、ポリフェノール摂取量が多く、血圧、HDL-C(善玉コレステロール)、HbA1c(糖尿病リスクの指標)の正常者比率が特に女性で高い傾向が見られるなど、健康診断結果が良好であることがわかった。

総ポリフェノール摂取量平均は1494mg/日で、日本人の調査としては最大量。ポリフェノール摂取の60.5%がコーヒー由来だった。また、正常な血圧(130/85mmHg未満)の値を持つ人の比率は82%で、全国調査(2016年国民健康・栄養調査)の72%よりも高かった。

今回の調査を監修した東洋大学 食環境科学部の近藤和雄教授は「健康のために1日3杯のコーヒーを飲み、ポリフェノールをこまめに摂取することは理にかなった習慣として意義があるのではないか」との考えを示している。

同社は、コーヒーでポリフェノールを摂取する習慣を社員自らが実践して、「1日3杯のポリフェノール習慣」が社会に浸透していく活動を推進していくとしている。

参考リンク
ネスレ日本株式会社

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