NEW ART、エステ事業の構造改革は道半ば
2018.06.14
編集部
ブライダルジュエリーやエステ事業などを展開する株式会社NEW ART(東京都中央区)はこのほど、2018年3月期通期の売上高が前期比5.6%増の143億2000万円、当期純利益が同91.4%減の9400万円となったと発表した。主力のジュエリー事業およびアート事業などが好調だったことから、エステ事業の売上減少を補うことができて、過去最高売上を更新した。
セグメント別の業績を見ると、エステ事業の売上高は前期比20.4%減の26億7600万円となった。中長期的な売上拡大および利益率の改善を図るための基盤づくりとして、ターゲットとする顧客層の再検討とそれに伴うサービス内容や集客内容の変更などの構造改革を推進。その結果、一時的に売上が低下することとなり、前期と比べ減収減益となった。引き続き構造改革を推進することで、早期に黒字転換を目指すとしている。
エステ事業の海外展開としては、台北「頂好」エリア、忠孝東路沿いのグループ最大の複合ビル内に「La Parler(ラ・パルレ)台北本店」を今年1月にオープン。これにより、2018年3月末における国内店舗は26店舗、海外店舗は2店舗となる。
2019年3月期の売上高は前期比3.3%増の148億円、当期純利益は同3.6倍の6億8000万円を見込む。エステ事業については、顧客ニーズにあった新商品やサービスの開発、化粧品・栄養食品などの物販商品の販売強化に取り組むとしている。
なお、今回の決算開示が期末後50日後を超えて遅延となったことについては、2017年10月1日より持株会社体制に移行したこと、また連結子会社が増加したことにより、当初想定していた決算事務量が大幅に増加したことを挙げている。
- 参考リンク
- 株式会社NEW ART