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シャルレ/ファーマフーズ、モリンガエキスに肌状態改善作用を確認

レディースインナーを主体とする衣料品・化粧品・健康食品などの販売を手掛ける株式会社シャルレ(兵庫県神戸市)は、機能性食品素材の開発・販売を手掛ける株式会社ファーマフーズ(京都府京都市)と共同で、モリンガの葉から抽出したモリンガエキスの肌に対する作用について研究した結果、モリンガエキスには抗老化作用・肌状態改善作用があることがわかった。

研究では、モリンガエキスを培養細胞に加えると、サーチュイン遺伝子が活性化することが明らかにった。実際のヒト皮膚でも同様の効果がみられるかを検証したところ、わずか1回の塗布でモリンガエキスが皮膚細胞のサーチュイン遺伝子を活性化することが確認できた。

また、老化細胞ではほとんど見られなかった細胞分裂が、モリンガエキスを添加することで活性化することが確認できた。モリンガエキスは滞ったセルサイクルを正常化する作用があると考えられる。

さらに、モリンガエキス配合液剤を使用したところ、角質細胞の重なりが改善された。ターンオーバーが順調な肌では角質細胞の重なりが少ないことがわかっており、モリンガエキスによる肌のターンオーバーの改善が確認できた格好。

真皮中のコラーゲンは加齢や炎症などの影響で減少する。そこで、モリンガエキス配合液剤を使用すると、真皮中のコラーゲンが増加した。真皮中のコラーゲンの状態を分析することができる超音波を使用し、コラーゲンの密度やAge-band(エイジバンド/加齢により広がる、表皮下のコラーゲンが少ない領域)の幅から判明した。

モリンガは熱帯、亜熱帯地域で生育するワサビノキ科の植物で、栄養豊富な葉が食用として利用されているほか、古来よりインド医学のアーユルヴェーダで生薬として使用されている。

今回の検証結果は、日本農芸化学会2018年度大会(2018年3月17日開催)にて発表した。

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