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市販ヨーグルトの栄養成分評価:英国調査

英国の主要スーパーマーケットで販売されているヨーグルト製品の包括的な栄養成分調査結果が9月18日、「BMJ Open」オンラインに掲載された。調査は、2016年11月時点で各スーパーマーケットのオンライン販売で入手可能なヨーグルト製品を対象とし、特に子供向け製品の砂糖と栄養分の含有量を調査検討した。ヨーグルトのカテゴリーを、子供向け、乳製品の代替品、デザート、ドリンク、フルーツ、フレーバー、ナチュラル/ギリシャスタイル、オーガニックの8つに分類し、対象製品数921品の包括的な製品情報データベースを構築し、分析した。

その結果、砂糖、脂肪、タンパク質、カルシウム、エネルギーの総含有量は、カテゴリーによって大きく異なり、違いも大きかった。デザートヨーグルトよりも低いものの、砂糖の含有量は子供向けで10.8g / 100g、フルーツ11.9g / 100g、フレーバー 12.0g / 100g、オーガニック13.1g / 100gと、いずれも多く、全エネルギーの45%以上を占めていた。

ナチュラル/ギリシアヨーグルトは、他のすべてのカテゴリーよりも砂糖含有量が非常に低かった(5.0g / 100g)。低脂肪(3g / 100g以下)の製品は高脂肪ヨーグルトよりも砂糖と総エネルギーが少なかったが、製品のうち55%(518中285品)は10~20g / 100g砂糖を含んでいた。研究者らは「ヨーグルトは健康に有益であるという良い証拠があるが、市販の製品は総糖分量が大きく異なる」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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