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アメリカで成人の3人に1人は美容施術を検討している

米世論調査会社ハリスが審美的治療紹介サイトRealSelfから委託されて実施した美容整形に関する意識調査の結果をこのほど、発表した。アメリカでは成人の3人に一人が今後、12ヶ月以内に審美的治療を受けることを検討しているという。最近の傾向として非外科的施術の認知度が高まっていることも明らかにしており、希望者の内訳は外科的手術を検討する人(24%)、非外科的施術を検討する人(34%)の比率だった。

オンライン調査は2018年7月10〜12日に、18歳以上の成人2052人を対象に実施された。身体で改善したい部分の設問では、 中央部(腹部または背部)(47%)、歯(33%)、毛(26%)、脚(25%)、顔(24%)の順で関心が示された。回答した成人の24%は、これまでに審美的治療を受けた経験があった。

美容治療への関心は若年成人の中で最も高い結果がでた。45歳未満の成人の49%が、今後12ヶ月間に外科的手術または非外科的治療を検討しており、これは45歳以上(28%)の約2倍に相当する。また。45歳未満の成人では女性(37%)、男性(38%)と均等に美容への関心が高いようだ。検討している審美的治療で関心度の高い治療は次の通り。

非外科的治療の人気トップ5
1.審美歯科(36%)
(例えば、Invisalign、ホワイトニング、ベニアなど)
2.非外科的脂肪減少(29%)
(例えば、CoolSculpting、SculpSureなど)
3.レーザー脱毛(27%)
4.フェイシャルスキントリートメント(26%)
(例えば、ダーマプランニング、マイクロニードリングなど)
5.顔/リップフィラー(24%)

外科的治療の人気トップ5
1.タミータック(32%)
2.脂肪吸引(26%)
3.まぶた外科手術(21%)
4.あご/首のリフト(20%)
5. 豊胸手術(16%)、フェイスリフト(16%)

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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