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米糖尿病学会、健康レシピのデジタル配信で患者支援強化

米国糖尿病学会(ADA)は、22日、糖尿病患者とその家族を支援するために健康レシピを研究して配信するデーターベース「Diabetes Food Hub™」を立ち上げたと発表した。専属の栄養士によって承認されたレシピのコレクションなどを紹介して患者の日常の食生活をサポートしていく。

朝食、昼食、夕食、軽食の項目別に糖尿病患者に適した数百のレシピを既にデータベース化しているという。利用者は公式サイトから情報を簡単に入手することができる。低炭水化物、低ナトリウム、ベジタリアン、低予算、グルテンフリーなどで検索できるほか、消化の良い料理、地中海料理、サウスウェスト料理など料理タイプでのレシピの検索も可能になる。

食生活の管理方法としての機能も提供。利用者はレシピを週単位の食事プランナーに集約することができ、必要な食品や材料のリストアップを作成してもらう機能や摂取する栄養情報を自動的に計算する機能が利用できる。炭水化物、カロリー、脂肪、タンパク質の摂取量が計算されるほか、ナトリウム、カリウム、リンの摂取量を追跡することができる。蓄積データは、血糖管理、腎臓病、心臓病、または他の健康状態に適した食事プランを作成するのにも役立つという。

アメリカは、現在、3000万人以上の成人と子供の糖尿病患者を抱えている。成人のほぼ半数が 糖尿病または糖尿病予備軍だとも言われている。 ADAは、糖尿病患者、糖尿病を発症するリスクのある人に生活の質を向上させる情報とプログラムを通じて支援の強化を図る、としている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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