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仏ロレアル2018年3Q決算、ロレアル・リュクス事業が堅調で増収

仏ロレアルは、このほど、2018年9月期第3四半期の売上高が前年同期比7.5%増の64億7330万ユーロだったと発表した。ランコム、キールズなどプレステージブランドを展開するロレアル・リュクス事業部が15.6%増の好調な伸びを示し、同四半期23億2430万ユーロの売上高を記録した。

セグメント別の業績をみると、ロレアル・リュクス事業部では「ランコム」、「キールズ」のスキンケアの成功に「イブ・サン・ローラン」、「ジョルジオ・アルマーニ」の香水の売上の2桁成長が売上高を押し上げた。アメリカ発の化粧品ブランド「IT コスメティックス」はフランス、ドイツ市場に参入後、ビジネスを順調に拡大している。

「ラ ロッシュ ポゼ」、「ヴィシー」などを展開するアクティブコスメティック事業部も堅調な成長を記録しており前年同期比13.1%増の5億2160万ユーロの売上高だった。

地域別の業績をみると、アジア太平洋地域の成長が好調で前年同期比25.8%増の17億942万ユーロと、欧州、北米の売上高18億台ユーロに迫る勢いで拡大している。 Eコマースの加速は継続しており、特に中国最大のインターネットショッピング・モール「T-mall(天猫)」で目覚ましい成功がみられた。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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