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非喫煙者のCOPDと肥満に強い関連があった

非喫煙者における慢性閉塞性肺疾患(COPD)と肥満の関連を調査した結果が1120日、「Journal of Obesity」オンラインに掲載された。

非喫煙者における慢性閉塞性肺疾患(COPD)の研究はそれほど進んでいない。今回の研究は、COPDがもたらすリスクのひとつである肥満に焦点を当て、米国の非ヒスパニック系白人非喫煙者の全国代表的サンプルにおけるCOPDと肥満のレベルとの間の関連を調査した。データは、2012年疾病対策センターの行動リスクファクターサーベイランスシステム(BRFSS)を利用した。ピアソンのカイ二乗検定とロジスティック回帰分析の対象となったのは、50歳以上の非ヒスパニック系白人の回答者(76004人、うち男性37618人)だった。

その結果、男女共に肥満とCOPD有病率に用量反応関係が確認された。BMI25未満の健康体重の人ではCOPD有病率は男性で2.5%、女性で3.5%以上、BMI40以上の肥満の人ではCOPD有病率は男性で7.6%、女性で13.4%以上だった。年齢、学歴、収入などで調整後も、健康体重の人と比べたCOPDを発症する確率は、男性で3.21、女性で4.00倍高かった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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