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過去5年のフェイスリフト手術の論文、デザインに改善の余地あり

201318年に発表されたフェイスリフト手術に関する論文のシステマティックレビューが110日、「JAMA Facial Plastic Surgery」オンラインに掲載された。

フェイスリフト手術に関する外科的手技、麻酔手技、低侵襲的手技、および手術時の補助的手技等、過去5年間に発表された論文の最新技術を評価した。

対象84件の論文のうち、軟組織技術に関連するフェイスリフティングの技術に対するものは51件(61%)、インプラントまたは軟組織シーラントなどの技術に対するものは14件(17%)、脂肪移植、リサーフェイシング、および脂肪吸引術のようなフェイスリフティングに加えて行われた補助技術に関するものは12人(14%)だった。すべての研究論文で、使用された技術が有効であることを報告しているが、英国オックスフォード大学から提唱されたエビデンスレベル(the Oxford Centre for Evidence-Based Medicine criteria)の基準によると、45件(54%)がケースシリーズであった。このためエビデンスレベルは一般的に不良と考えられ、過去5年間に導入された技術の質を検証するためにはコホートなどの研究デザインを用いるなど、論文には改善の余地があることが示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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