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顔の老化を客観的に評価するソフトを開発

さまざまな年齢や人種の女性の自撮り写真から顔の老化サインの重症度を等級付けする自動システムを開発。研究途中の報告が121日、「International Journal of Cosmetic Science」オンラインに掲載された。開発は、L’Oréal Research and Innovationの研究者らによるもの。

アフリカ系アメリカ人、アジア人、白人の1140人の女性(1880歳)を対象に、さまざまな照明や表情の条件下で、高解像度のスマートフォンカメラによる自撮り撮影を実施。スキンエイジングアトラスからのトレーニングデータを統合する畳み込みニューラルネットワークに基づいて、専用のソフトウェアを開発した。ソフトウェアによる老化の自動採点は、訓練を受けた専門家および皮膚科医による評価と比較した。その結果、開発中のソフトウェアによるシステムは照明条件や表情の影響を受けにくく、専門家による評価とおおむね同等だった。

研究者らは、まだ開発中のこの自動採点システムは、人間の視覚とは無関係に、美容的または皮膚科学的な顔の老化の兆候における定量的アプローチを提供するものであるとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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