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片頭痛患者はドライアイになる確率が高い

片頭痛とドライアイの関連を調査した大規模集団ベース研究の結果が37日、「JAMA Ophthalmology」オンラインに掲載された。片頭痛とドライアイの関連を調査したこれまでの研究では、関連性を認めたもの、認めなかったものなど矛盾した結論が出ている。

今回の研究では、米University of North Carolina関連の医療施設から、18歳以上の72969人(男性41764人、女性31205人)の患者のデータを対象に、分析調査が実施された。

その結果、患者のうち7.3%が片頭痛、13.2%がドライアイと診断された。片頭痛と診断された患者は、片頭痛がない患者と比較して、ドライアイを有する確率が1.72倍高かった。複数の交絡因子で調整後、片頭痛患者のドライアイを有する確率は1.42倍となった。研究者らは「原因と結果を反映しないかもしれないが」としながらも、「今回の所見は、片頭痛患者は一般集団と比較してドライアイを併発している可能性が高いことを示唆している」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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