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世界の植毛市場は2025年に310億ドルに成長

米市場調査会社Global Market Insights(グローバルマーケットインサイト)は、26日、現在65億ドル規模とされる世界の植毛市場は、今後、急成長が期待され2025年には310億ドルを超えるという予測を発表した。同社の新しいレポートによれば、植毛市場は2019年から2025年の予測期間の間、年平均成長率(CAGR)25%で拡大するという見通し。男性、女性を問わず脱毛症の有病率上昇により過去数年にわたり植毛手術の需要が高まっていることと、植毛の新しい技術革新が植毛市場の成長にプラスの影響を与えると予測している。

育毛製品タイプには、ジェル、セーラム、錠剤、マルチビタミンなどがあげられる。ジェルセグメントは、アプリケーションの利便性により、予測期間中(2019〜2025年)にCAGR25%で成長すると予測。優れた製品開発により脱毛減少の効果が期待され家庭用の育毛製品市場の成長が促進される。

治療方法として、PRP(Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)育毛治療、幹細胞療法、レーザー療法などが利用されている。幹細胞療法の市場の見通しは、2025年までに7億6950万ドルに達する見通しで、今後数年間で大幅な成長が見込まれていると推定されている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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