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肥満手術2種の包括的比較研究

生活の質、併存疾患、体重減少、合併症への影響に関する、腹腔鏡的ルーアンY胃バイパス術とスリーブ胃切除術の包括的比較研究の結果が1213日、「Obesity Surgery」オンラインに掲載された。

腹腔鏡的ルーアンY胃バイパス術またはスリーブ胃切除術施術に関する23件の研究(患者7443人)を対象に、系統的レビューとメタ分析を行った。文献は、PubMedEMBASEWeb of Science、およびCochrane Library201812月まで検索した。分析にはRevMan 5.3ソフトウェアを用いた。

その結果、短期(3年)では、腹腔鏡的ルーアンY胃バイパス術は併存疾患(高血圧、脂質異常症)の改善に関してスリーブ胃切除術よりも優れていたが、中期と長期では差はなかった。また、腹腔鏡的ルーアンY胃バイパス術のほうが長期的な減量維持効果にも優れていた。胃腸の生活の質指数(GIQLI)およびMoorehead-Ardeltの生活の質指数で評価したところ、術後の生活の質の改善には両術法で差はなかった。腹腔鏡的ルーアンY胃バイパス術はスリーブ胃切除よりも術後合併症の多さと関連していた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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