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世界の手の消毒剤市場は600%以上の成長予測

ハンドサニタイザー(手の消毒剤)の世界市場は爆発的に拡大しており今年は前年の6倍の売上になるようだ。米リサーチ会社 Arizton(イリノイ州シカゴ)が15日リリースした調査レポートの中で、ハンドサニタイザーの世界市場は前年比600%以上の成長率を記録し、2020年の売上高は110億ドルを超えるだろうと予測した。

有料レポート「Hand Sanitizer Market – Global Outlook and Forecast 2020-2025」で、市場規模と収益予測、製品による市場分析、ディストリビューション別市場分析、主要ベンダー比較、世界市場の地理的および国別分析などを論じている。

主要内容のハイライトとして、2019年の市場収益のほぼ45%に貢献しているは米国、中国、日本の3カ国で、今後もベンダーにとって有望な市場になる可能性が高いと予測している。アルコールベースの消毒剤は、従来は家庭用としては定着していなかったが今後は必須の家庭用品になると予測。市場は2020年に最高の成長率を記録し、2021年にも引き続き需要拡大は続くとみられているが、2022年以降、需要曲線は正常化し始めるとみられている。

トレンドとして、 現在、フレッシュフルーツ、ブロッサム、オーシャンブリーズ、スプリングブルー、アロエ、イチゴ、オレンジなどの香りのするハンドサニタイザーが数多く開発されている。一般消費者向け市場で、今後、風味が付けられた製品やオーガニック製品の需要が高まる可能性がある。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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