世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

過剰なコーヒー摂取で肥満や関節炎

習慣的なコーヒー摂取に関連する健康リスクに関する研究成果が513日、University of South Australiaからニュースリリースされた。

同大学のElina Hyppönen遺伝疫学教授は、過剰なコーヒー摂取が健康を害するという可能性を遺伝学によって明らかにするという世界で初めての研究を行った。研究では、英国のバイオバンクの30万人以上の参加者データを使用して、習慣的なコーヒーの摂取とさまざまな病気との関連を調査した。Hyppönen教授ら行なった以前の研究では、16杯のコーヒーが安全な摂取上限と見なされていた。この研究では、MR-PheWAS分析と呼ばれる遺伝的アプローチを使用して、1117種の臨床状態に対するコーヒー消費の真の影響を検討した。

その結果、習慣的なコーヒー摂取が変形性関節症、関節症、肥満のリスクを増加させ、すでにこの3つの疾患を持つ人の疼痛増加の可能性も示された。研究者らは「これらの結果は、一般的なコーヒー摂取の大半では安心である。この研究からの重要なメッセージは、コーヒー摂取は控えめに ― それはコーヒーと健康の両方を楽しむために最善の策ということである」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP