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高コレステロールの人は飽和脂肪でなく炭水化物を避けるべき

高コレステロールの人は飽和脂肪ではなく、炭水化物をさける必要があるという新しい知見が7月6日、UNIVERSITY OF SOUTH FLORIDA (USF INNOVATION)からニュースリリースされた。

家族性高コレステロール血症でコレステロールが高い人は、これまで飽和脂肪を控えるようにと指示されてきた。家族性高コレステロール血症は、コレステロール値が平均的な人の2~4倍になる遺伝性疾患である。過去80年以上にわたり、アメリカ心臓協会などの団体は肉、卵、チーズなどの動物源、またココナッツオイルなどを避けることを提案している。 今回の研究では、5人の心臓専門医を含む心臓病と食事に関する国際チームが、家族性高コレステロール血症の人々のための食事ガイドラインをレビューした。その結果、この国際チームは高コレステロールの人に低飽和脂肪食を勧める正当な理由を見つけることができなかった。

同大学の心臓病研究者であるDavid Diamond教授は「心臓に健康な食事は、飽和脂肪ではなく、糖分が少ない食事が効果的である。低炭水化物食は、太りすぎ、高血圧、糖尿病などの心臓病のリスクが高い人々に最も適している」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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