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スイスのジボダン社、2020年上半期増収増益

スイスの香料最大手ジボダン社は、21日、2020年上半期(1月〜6月)の売上高が前年同期比4.1%増の32億2100万スイスフランで、純利益は前年同期比8.8%増の4億1300万スイスフランを達成したと発表した。新型コロナウイルス感染症のパンデミックが世界市場に影響を与え続けている中、同社は事業とグローバルサプライチェーンのロックダウンを最小限に抑えて、堅調なパフォーマンスを維持した。

事業部別の業績をみると、フレグランス部門の売上高は14億6500万スイスフランで前年同期比7.0%増となった。ファインフレグランスの売上高は、パンデミックの影響で小売店および旅行小売店の活動が大幅に減少したことにより、16.4%減少したが、 コンシューマープロダクツの売上高は、家庭用品、ヘルスケア製品、パーソナルケア製品の需要が高く11.8%増加した。 フレグランス成分とアクティブビューティーの売上はほぼ横ばいだった。

フレーバー部門の売上高は17億6500万スイスフランで前年同期比1.9%増となった。パッケージ食品、香料、スナックおよび栄養補助食品の業績が伸びており、グローバル市場のほとんどの地域での成長が達成された。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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