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新規ポストバイオティック製剤がニキビへの効果を示す

ポストバイオティック製剤のLactoSporin(Sabinsa社製)のニキビへの効果を検討した試験結果が9月15日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。

軽度から中程度の尋常性ざ瘡(ニキビ)患者64人を対象に、LactoSporin 2%w/wクリームと過酸化ベンゾイルの効果を3週間の無作為化臨床試験で比較した。

その結果、LactoSporinと過酸化ベンゾイルの両方のグループで、ベースラインと比較して、閉鎖面皰、開放面皰、および丘疹の数に皮膚科学的評価的有意な改善が観察された。アンテラ3Dを用いた評価では、両グループで発赤および隆起標高(小および中)の有意な改善が示された。皮脂計分析は、LactoSporinグループで皮脂分泌の有意な減少を示し、その結果、油性、ニキビ、ニキビスポット、およびニキビスポット周辺の発赤が減少した。また、刺激がなく安全性も確認された。 LactoSporinは、酸性pHおよび70〜90°Cの温度範囲で安定しており、Cutibacterium acnesを含むさまざまな病原菌に対する抗菌作用、また5-alphaレダクターゼ活性の強力な阻害剤でもあることも示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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