世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

イギリス人のフェイシャルスキンケアの使用量が急増

イギリス人女性のフェイシャルスキンケアの使用量が在宅時間の増加と衛生環境の向上により増加しているようだ。グローバル市場調査ミンテルが9月18日にリリースした最新の調査結果によると、2018/19年にフェイシャルスキンケアの使用量が減少したが、2020年上半期にはフェイシャルクレンジングは順調に回復して、その後右肩上がりに伸びているという。最近のデータを分析した結果、イギリス人女性の洗顔剤の使用量は2019年期(2018年5月〜2019年5月)の50%から2020年期(2019年5月〜2020年5月)は55%に増加した。ミセル水の使用量は同年期を比較すると25%から29%に増加しており、トナーの使用量は同年期比較で25%から31%に増加した。

洗顔後の保湿剤の使用量も堅調に伸びている。2019年には、イギリス人女性はスキンケアのレパートリーを減らしたため、保湿剤の使用量が減少したが、2020年には再び人気が上がっている。デイクリーム/ローションの使用量は、2019年の60%から2020年には67%に増加しており、ナイトクリームの使用量も同年期比較で44%から47%に増加している。

そのほかのフェイシャルケアとしてフェイスマスクの人気が上がっている。ピールオフマスクまたはウォッシュオフマスクの使用率は、2019年の25%から2020年には32%に上昇し、リーブオンマスクの使用率は同年期比較で15%から22%に増加。これらのマスクは、特に16〜24歳の若者層で特に関心が高いようだ。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP