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男性はパンデミックの結果、持続可能性をより支持—ジレット調査

米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)傘下のジレットは、10月29日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界の男性が持続可能性への取り組みをより支持していることを明らかにする調査結果を発表した。

同社は、調査会社Lucidに委託して、2020年5月25日から6月10日まで18〜50歳の男性5504人を対象にグローバルなオンライン調査を実施した。ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ロシア、韓国、スペイン、イギリス、アメリカの合計11カ国でそれぞれ約500人の男性を抽出した。

男性の半数以上(54%)が今まで以上に持続可能性に関心を持っていることが明らかになった。ほとんどの人が将来の環境について関心を示しており、現代の人々の取り組みが重要(34%)よりも未来の世代の取り組みが重要(66%)を支持。さらには、現在の生活(36%)より個人的な未来の生活(64%)、コミュニティのビジネス(31)より世界経済(69%) への関心が高い結果となった。

男性は、きれいな水へのアクセス、海洋保護、野生生物保護など、より目に見える結果を伴う環境問題への取り組みを重視しており、二酸化炭素排出量の削減やサプライチェーンの効率化など、目に見えない課題への関心を上回った。

実際の取り組みについて、男性の95%が、 過去5年間に再利用可能なバッグの利用、 定期的なリサイクル、 製品の再利用など少なくとも1つの持続可能なライフスタイルの変更を行っていた。コロナ渦で、食品廃棄物の削減に最も重点を置くようになったことも明らかになった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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