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「フラーレン」が大気汚染による肌トラブルを抑制?

フラーレン化粧品原料を販売するビタミンC60バイオリサーチ株式会社(東京都中央区)は、県立広島大学 生命環境学部 生命科学科の齋藤靖和教授との共同研究により、フラーレンが大気汚染等で発生する窒素化合物ラジカルによって引き起こされる細胞死を抑制することを確認した。

この結果は、2017年6月28日~29日、つくば国際会議場で開催された第70回日本酸化ストレス学会学術集会にて発表した。

ヒト表皮角化細胞に、SNAP(窒素化合物ラジカルを発生させる試薬)を添加し、24時間後の細胞生存率を確認したところ、SNAP添加により20%まで細胞が減少していた。しかし、事前にフラーレンを添加することにより、未添加と比較すると生存率が上がることが分かり、化粧品推奨濃度とされる濃度(2ppm)を添加した場合には、未添加と比較すると42%もの細胞生存率上昇が確認された。

さらに、実際に細胞障害を引き起こす原因とされるパーオキシナイトライトを細胞に発生させ、そこにフラーレンを添加したところ、フラーレン添加によりパーオキシナイトライトの顕著な抑制が確認された。

これらの結果から、フラーレンが大気汚染やタバコの煙等により発生する窒素化合物ラジカルの発生を抑制し、肌トラブルを防ぐことが期待できるとしている。

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