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ビーガン食は食物繊維摂取が多く、ヨウ素が不足

ビーガン(完全菜食主義)の食生活で不足が考えられるビタミン12とヨウ素の状況を調査した結果が11月10日、ドイツのBfR Federal Institute for Risk Assessmentからニュースリリースされた。

「ビーガン食のリスクと利点研究」に参加したビーガン食18人、動物性・植物性の両食品を摂取する混合食18人のビタミンおよび微量元素の状態を調査。ほぼすべてのビーガン食参加者、および混合食参加者の3分の1が、過去4週間にサプリメントを摂取していた。

調査の結果、両方のグループの血中ビタミンB12レベルに有意差はなかった。また、ビタミンDと鉄のレベルも同等だった。ビタミンB12は、ほぼ動物性食品で摂取されるものであるため、ビーガン食参加者のB12レベルは、栄養補助食品による摂取が原因である可能性が示唆された。尿サンプルで測定されたヨウ素排泄量から推測した体内のヨウ素量は、ビーガン食参加者で著しく低かった。両グループとも、参加者の約10%で鉄の欠乏がみられた。ビーガン食の利点は、食物繊維の摂取量が多く、コレステロール値が低いことだった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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