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高たんぱくの食事で体脂肪を減少?

高たんぱく食事療法がエネルギー消費を増加させ、健康な正常体重の成人の脂肪を低下させたという研究成果が11月18日、「The American Journal of Clinical Nutrition」オンラインに掲載された。

今回の研究では、女性19人、男性24人の計43人の参加者を対象に、高たんぱく質食グループ(炭水化物35%、たんぱく質40%、脂質25%)と典型的な北米の食事である対照グループ(炭水化物55%、たんぱく質15%、脂質30%)に無作為化された。試験の評価は、ヒューマンカロリーメーター内で32時間にわたって食事を受け取り、その間のカロリー代謝が持続的測定で行われた。また、この試験は1か月後にグループを変更するクロスオーバーデザインだった。

その結果、低たんぱく質の食事と比較して、高たんぱく質の食事はより高い総エネルギー消費量、たんぱく質および脂肪の酸化速度、およびより低い炭水化物酸化速度を示した。さらに、高たんぱく質食により、エネルギー、脂肪、および炭水化物バランスの減少、たんぱく質バランスの増加が確認された。「高たんぱく質の食事は、同カロリーでも低たんぱく質の食事と比較して、エネルギー消費と脂肪の酸化が増加する可能性がある」と研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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