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英国の死亡原因、肥満が喫煙より増加の傾向

イギリスとスコットランドの死亡に対する肥満と喫煙の寄与に関する15年間の変化をまとめた論文が2月11日、「BMC Public Health」オンラインに掲載された。

今回の研究は、2003年から2017年までのイングランドおよびスコットランドの健康調査を使用した比較リスク評価として実施された。

その結果、全体として、現在/以前の喫煙に起因する死亡は、2003年の23.1%から2017年には19.4%に減少したが、肥満(太りすぎまたは肥満)に起因する死亡は 2003年の17.9%から2017年の23.1%まで増加が見られ、2013年にこの割合の逆転が生じた。性別で見た死亡原因の喫煙から肥満への逆転は、女性(2014年)よりも男性(2011年)の方が早く発生した。年齢別で見た場合は、65歳以上では2006年、45~64歳では2012年に発生したが、45歳未満では、喫煙が依然として死亡率の大きな要因だった。研究者らは、肥満に対応する国家戦略が公衆衛生上の優先事項であることを確認した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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