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皮膚へのマイクロニードルは比較的安全な治療法

皮膚疾患および美容目的でのマイクロニードルの潜在的な悪影響を調査した結果が1月1日、「The Journal of clinical and aesthetic dermatology」オンラインに掲載された。

マイクロニードルは、尋常性ざ瘡、脱毛症、肝斑、その他の色素性疾患を含む多くの皮膚疾患の治療、また、皮膚の若返り、シワ減少、瘢痕改善の促進に使用される比較的安全な治療法である。患者には人気があり、クリニックや家庭での使用が増えていることを考慮して、今回、マイクロニードル使用に関連する悪影響を検討した。

さまざまな異なる皮膚症状に対してマイクロニードル治療を受けた1029人の患者を含む合計51件の文献を対象に系統的レビューを行った。その結果、全体として、使用するデバイスに関係なく、マイクロニードルは比較的安全な治療法であり、予想される紅斑、痛み、浮腫、一時的な皮膚の炎症などの副作用が最小限であることがわかった。マイクロニードルは、多くの患者にとって魅力的な治療オプションとなっている。予防可能な合併症のリスクを軽減または回避できるように、マイクロニードルに関連する有害な副作用について臨床医と患者に周知することが奨められると結論された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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