世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

独2020年度プレステージ化粧品、欧州市場で最小の減退を維持

ドイツの2020年度のプレステージプレステージ美容市場は 欧州の主要5市場では最小の減退を維持したようだ。 グローバル情報会社 NPDグループが2月11日に報告したデータによると、ドイツのプレステージ美容市場は2020年に27億ユーロの売り上げを記録し、2019年度の同市場と比較して16%の減少だった。 NPDグループが追跡しているプレステージビューティーの売上高がヨーロッパの5大国の中で、ドイツは、2020年の新型コロナウイルスのパンデミックの影響下、売上高が全体で20%未満減少した唯一の国だったと報告された。

カテゴリー別では、メイクアップ市場は最大の打撃を受け、前年時27%のマイナス成長を記録した。フレグランスの年間売上は14%減少し、スキンケア市場は11%減少した。コロナ渦、オンライン販売は25%と2桁成長を記録したが、都市封鎖などの影響で実店舗の営業停止/時間制限などの衰退を補うことはできなかった。

ドイツの美容市場で2番目に大きいカテゴリーであるスキンケアは、小売店の封鎖以前よりオンライン販売の割合が高いことと、家庭での美容の「ミータイム」が増える傾向にあることが奏功して市場と支えたと報告されている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP