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地中海食は遺伝リスクに関係なく認知症リスクを下げる

地中海食の遵守が遺伝的素因に依存せず認知症リスク低下と関連するという英国バイオバンク前向きコホート研究の結果が3月14日、「BMC Medicine」オンラインに掲載された。

平均9.1年の追跡を受けた英国バイオバンクの登録者6万298人を対象に、2種のスコア(Mediterranean Diet Adherence Screener[MEDAS]連続スコア、Mediterranean diet Pyramid [PYRAMID]スコア)で定義した地中海食の遵守と全認知症発症リスクの関連を検証。関連の検討にはコックス比例ハザード回帰モデルを使用した。食事と認知症の多遺伝子リスクの相互作用も検証した。

その結果、地中海食の高遵守は認知症リスク低下と関連した。MEDAS continuousおよびPYRAMIDスコアにより定義した地中海食の遵守と認知症の多遺伝子リスクに有意な相互作用は認められなかった。今回の結果から、認知症予防介入での食事の重要性が注目された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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