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エシカルコスメの注目度と、容器デザインの傾向を分析

sub3化粧品容器メーカーの石堂硝子株式会社(大阪府大阪市)はこのほど、エシカルコスメの容器動向を分析した。現代女性の支持を着実に獲得し、市場で一定のポジションを確立しつつあるエシカルコスメ容器の潮流に迫った。

エシカルコスメのエシカル(ethical)とは、英語で「道徳的」「倫理的」のこと。つまり、直訳すればエシカルコスメとは道徳的に正しく倫理的な化粧品を意味している。

エシカルコスメ的な要素の強いオーガニックコスメも含めて、容器の傾向を見ると、エシカルコスメはオーガニックな素材にこだわり、天然由来の成分を配合しているため、デザインも容器のフォルムも奇をてらうことなく、 シンプルでナチュラル。白地に文字だけというデザインも少なくない。

透明感を表現するためか、透明のキャップを採用しているボトルも目立つ。また、ラインナップに美容液を加えているブランドは、「薬」のような印象をもたらすスポイト型容器を採用しているケースが多く見られる。環境負荷の低減はエシカルコスメの条件の一つだが、リサイクルできるガラスのボトルを採用しているブランドはほとんどなく、エシカルコスメであっても軽量性とコストを重視している傾向が見て取れる。

全体としていえるのは、「瑞々しさ」や「清潔感」が感じられる容器が非常に多い ということ。シンプル、ナチュラル、瑞々しさ、清潔感は、エシカルコスメの容器に欠かせないキーワードとなっている。

Inner Beauty Award 2025 ―受賞商品発表―

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