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イギリスの2014年春、デジタル・デバイスに関する動向

イギリスの消費者のデジタル・デバイスに対する2014年春の動向を英リサーチ会社ミンテルはブログでこのほど、発表した。スマートフォンやタブレットの人気は上昇中で所有率の推移として用途に合わせた対応で利用者数が増加していることなど報告した。調査結果は次のとおり。

1:所有率の成長
スマートフォンやタブレットは携帯端末として分類されているが、最近ではホーム・エンターテインメントには欠かせない存在になってきている。現在、イギリスの消費者世帯の44%がタブレット・コンピューターへのアクセス権を持っているという。今後も引き続き大きな成長の可能性が示唆される。

2:さまざまなニーズへの対応
タブレット・コンピューターがより一般的になってきているが、ノート型パソコンの利用率は減少しておらず、2012年と比較すると若干利用率が増加しているという数値データがある。デスクトップ、ラップトップ、タブレットの3つのタイプを所有している世帯数は26%に及んでおり、消費者はさまざまなニーズや場所に基づいてデバイスを変えて利用していることが推察できる。

3:デジタルの透明性
過去3ヶ月の間にインターネットユーザーの42%がデジタル広告(バナー、スポンサーリンク、ソーシャルメディア広告)をクリックした。消費者のパーソナライズされた広告が効果的であることが証明されている一方、消費者の大半はオンライン情報のプライバシーについて問いかけている。ミンテル社の研究によればイギリスの消費者の58%は、閲覧履歴などを分析されることに不快感を持っているという。供給者サイドはデータ共有について消費者との関係をよりオープンにする必要があると指摘している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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