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顔の筋肉老化を表面筋電図検査で評価

顔の筋肉の老化を、表面筋電図を用いて評価した結果が5月4日、「Aesthetic Surgery Journal」オンラインに掲載された。

顔の老化は皮膚、筋肉、脂肪、骨など、顔のすべての組織が関与する多因子プロセスだが、骨と脂肪以外の加齢変化については情報が不足している。今回の研究では、顔の筋肉活動に対する年齢の影響を評価するため健康な成人ボランティアの顔表面の非侵襲的筋電図を利用して、顔面筋の運動単位活動電位(MUAP)の調査を行った。対象は、平均年齢42.6歳および平均ボディマス指数(BMI)23.9kg/m2の男女32人。顔筋肉合計9カ所を両側で調査し、9つの筋肉信号、ベースラインノイズ、および信号対ノイズ比の合計1632の測定値を計測した。

その結果、50歳超と比べ、年齢が若い場合(30歳未満)、信号、ベースラインノイズ、または信号対ノイズ比に有意な影響が見られた。筋活動の低下、鼻根筋(活動の増加)、および皺眉筋(活動の増加)は例外だった。この顔面筋電図研究の結果が、顔の老化の理解を深めるのに役立つ可能性があると研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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