世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

米レストラン産業で植物ベースのタンパク質の出荷量が急増

グローバル情報会社NPDグループは、9日、アメリカではパンデミック関連のレストラン制限が緩和するにつれてレストラン業界のオーナー、シェフはメニューおよびレシピを刷新しており、 植物ベースのタンパク質を使ったメニューは新しいカテゴリーとして導入が加速していると報告した。2021年4月、流通業者から商業レストランへの植物ベースのタンパク質の出荷量は、前年同月と比較して60%増加したという。

植物ベースのタンパク質出荷の最大のシェアを占めるのは、牛肉類似の食品となっている。 NPDのSupplyTrack®によると、牛肉類似の植物ベースのタンパク質の2021年4月の出荷量は前年同月と比較して45%増加しており、2年前と比較すると82%増加したと報告された。鶏肉類似の植物ベースのタンパク質の2021年4月の出荷量は前年同月と比較して82%増加した。市場の新顔として注目されている魚類似の植物ベースのタンパク質の2021年4月の出荷量は前年同月比181%の増加を記録した。 穀物、ナッツ、野菜、豆腐、テンペなどの古典的な植物ベースのタンパク質のレストランへの出荷量も2021年4月に大幅な成長を遂げている。

NPDのSupply Track部門社長の Tim Fires氏は、牛肉、鶏肉の 代替品として植物ベースのタンパク質のトレンドについて多くの議論があったが、 「実際のところ、レストランオーナーとシェフは、植物ベースのタンパク質のメニューを定番化し美味しくてゲストが楽しめるレシピやメニューの開発を強化している」などとコメントしている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP