世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

特定タンパク質が皮膚のバリア機能と保湿機能を強化 基礎化粧品開発に応用

株式会社ノエビアホールディングス(兵庫県神戸市/代表取締役社長:大倉 俊)は6月、タンパク質の「RANKL」が、皮膚のバリア機能及び保湿機能を強化することを発見したと発表した。

具体的には、免疫と骨の健康に関わるタンパク質である「RANKL」が、皮膚における異物侵入や水分の流出を防ぐバリア機能と保湿機能に重要なタンパク質「タイトジャンクションプロテイン1」と「フィラグリン」を増加させ、両機能を強化することを明らかにしたというものだ。

この研究の実験では、太陽光の影響を受けていないヒトの腹部から採取した皮膚組織を用い、免疫染色法により「RANKL」を赤色に蛍光染色し、蛍光顕微鏡で観察した。

その結果、表皮と真皮の細胞が赤く染色され、とくに表皮細胞 がより強く染色されたことから、「RANKL」は表皮に多く発現するタンパク質であることが確認された。

そこで「RANKL」の機能を解析した結果、「RANKL」の発現量を高めた表皮細胞ではバリア機能と保湿機能に重要なタンパク質「タイトジャンクションプロテイン1」及び「フィラグリン」が多いことが分かった。

これにより、「RANKL」が「タイトジャンクションプロテイン1」と「フィラグリン」を増やし、皮膚のバリア機能及び保湿機能を強化することが明らかになった。

同社は今後、この研究成果を基礎化粧品の開発へ応用する予定だ。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP