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食事の炭水化物と乳がんリスクに関連?

女性の食事の炭水化物の質と乳がんのリスクを検討した結果が11月26日、「Nutrition Journal」オンラインに掲載された。

今回のケースコントロール研究では、過去1年以内に病理学的に乳がんが確認された461人の女性の食事摂取量を調査した。168項目食品頻度質問票を使用して健康な対照者495人についても同じ情報を収集した。炭水化物の品質は、固形炭水化物と総炭水化物の比率、食物繊維の摂取量、GI値、全粒穀物と総穀物の比率を含む4つの基準により決定した。

その結果、被験者の平均GI値とGL値はそれぞれ合計57.5±7.2と245.7±64.7で、GI値と乳がんオッズの間に有意な関連の傾向が見られた。閉経状態で層別化後、GI値の最高四分位数の閉経前女性は最低四分位数の女性よりも乳がんを有する可能性が1.85倍高かった。 炭水化物品質指数が最大の女性は、最小の女性と比較して乳がんのオッズが低かった。これらの結果から、GI値は正の、炭水化物品質指数は乳がんのオッズと逆に関連していることがわかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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