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ニキビ瘢痕用の新規ゲル、パイロット試験の結果良好

ニキビ瘢痕に対する新規開発の局所ゲルDA-5520を評価したパイロット試験の結果が1月4日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

さまざまな種類のニキビ瘢痕治療のために最近開発された局所用ジェルでDA-5520の安全性と有効性を評価する12週間の前向き無作為化、アクティブコントロール、評価者盲検単一施設研究を実施した。36人の参加者を1:1:1:1の比率で以下の4つの異なるグループに無作為化した:DA-5520アプリケーションを使用したレーザーリサーフェシンググループ(テスト1)、DA-5520アプリケーションなしのレーザーリサーフェシンググループ(コントロール1)、DA-5520アプリケーションによる面皰抽出グループ(テスト2)、DA-5520アプリケーションなしの面皰抽出グループ(コントロール2)。2つのテストグループの参加者はDA-5520を1日2回適用し、コントロールグループの参加者は保湿剤のみを適用した。テスト1およびコントロール1グループの参加者は、診察1(0週目)にレーザーリサーフェシングの単一セッションを受けた。すべての参加者は1、4、8、および12週の各診察でECCA(Echelle d’evaluation clinique des cicatrices d’acne)を使用した客観的な瘢痕評価を実施した。

その結果、レーザーリサーフェシングと組み合わせて、または単独でDA-5520を使用した後、ECCAグレーディングスケール(萎縮性瘢痕で1、肥厚性瘢痕で2)によって確認されたニキビ瘢痕の臨床的改善が観察された。関連する副作用は認められなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

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