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米CVSファーマシー、自社ブランドの在宅医療製品ライン開発へ

米大手ドラッグチェーンのCVSファーマシーは、2月22日、自社ブランドのヘルス製品開発の拡張として在宅医療製品を発売すると発表した。同社はデザイン会社Michael Graves Designと共同で、高齢者、介護者、および障害を持つ人々のニーズを満たすように特別にバスルーム、モビリティの製品を開発した。

今回、発売される在宅医療製品は、コンフォートグリップ杖、簡単に折りたためるトラベルウォーカー、コンバーチブルシャワーチェア、コンフォートトイレなど6製品で、今年3月には同社の公式サイトと全米の6000を超える小売チェーン店で入手可能となる。アメリカでは、2030年までに65歳以上の人口は7000万人を超えるだろうと予測されている。高齢者が病気のため、または怪我からの回復中に必要となる在宅医療製品の需要増加を見込んで、CVSは自社ブランド製品のポートフォリオの拡張を目指す。

新しいラインの開発には、エンドユーザー、介護者、および臨床医を対象に広範な在宅調査が実施された。現在利用可能な在宅医療製品の欠点を発見して、使いやすさを改善し、美的に心地よい、ミニマルなデザインを追求。在宅医療カテゴリーで満たされていない顧客のニーズを満たし、手頃な価格でプレミアム製品を提供していく。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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