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マスク着用とドライアイに関連認められず

COVID-19時代におけるフェイスマスクと症候性ドライアイとの関連を調査した結果が4月7日、「BMC ophthalmology」オンラインに掲載された。

2019年のコロナパンデミックでは、世界中でマスクを日常的に使用する必要が生じた。今回の横断的オンライン調査では、ヨルダンのすべての医学部の医学生が登録され、ソーシャルメディアプラットフォームを介して質問票を送った。最終的に1219人の学生がこの研究に参加した。社会人口統計情報、眼疾患およびその他の病歴、フェイスマスク着用習慣、眼デバイスの使用、および眼の不快感とドライアイの関連を調査した。ドライアイ症状の定量化に、眼表面疾患指数(OSDI)質問票を使用した。

参加者のうち71.7%が症候性ドライアイと診断された。女性、基礎科学年、アレルギー、スクリーンタイム6時間以上が症候性ドライアイの発症と有意に関連していた。フェイスマスクの着用と症候性ドライアイに有意な関連は認められなかった。フェイスマスクの装着による眼の表面への影響を確定するためにはさらなる研究が必要であると結論された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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