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ヘアケア製品の頭皮アレルギー性接触皮膚炎アレルゲンを特定

ヘアケア製品に含まれる局所アレルゲンの系統的レビューの結果が5月22日、「Dermatitis : contact, atopic, occupational, drug」オンラインに掲載された。

頭皮と髪に適用される製品には、刺激性および/またはアレルギー性接触皮膚炎を引き起こす可能性のある複数の活性成分と不活性成分が含まれている。今回の研究の目的は、頭皮アレルギー性接触皮膚炎を引き起こす頭皮および髪に適用する製品に含まれる最も一般的なアレルゲンを特定することだった。 PubMed検索を実施し、研究99件(被験者3185人、ヘアケア製品31のカテゴリー)を特定、評価した。

その結果、頭皮アレルギー性接触皮膚炎の一般的な症状と徴候には、湿疹性病変、そう痒症、灼熱感などがあげられた。頭皮アレルギー性接触皮膚炎に関連すると報告されているヘア製品は、染毛剤(41%)、シャンプー(28%)、およびコンディショナー(22%)だった。報告されたパッチテスト陽性のアレルゲンは、p-フェニレンジアミン(23%)、ニッケル(15%)、フレグランスミックス(13%)、ペルーバルサム(10%)、コカミドプロピルベタイン/3-(ジメチルアミノ)プロピルアミン(7%)、およびメチルクロロイソチアゾリノン/メチルイソチアゾリノン(6%)だった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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