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パッケージングにおける世界のトレンド2022年ーミンテル調査

グローバル市場調査会社ミンテルは、28日、2022年の世界の消費者動向を根拠として 今後数年間に消費者が消費財のパッケー ジングに何を求め、その理由は何かを調査したレポート「パッケージングにおける世界のトレンド2022年」を発表した。自分の行動が環境に与える影響を実感している消費者は、プラスチック汚染や気候変動の懸念に対応し、環境に配慮した選択を望んでいる。消費者は責任のあるパッケージングを求めているためにブランドに透明性のある情報を求めている結果が明らかになった。同社は、次のような3つのトレンドを取り上げている。

「パッケージング における 世界のトレンド 2022年」
1. 消費者が「コントロールでき る」ように促し力を与える
不確実性の高い時代、消費者は自分の生活をコントロールしているという感覚を求めている。ブランドは、消費者が運転席に座っている感覚を与えるように、必要な情報や選択肢を提供する必要がある。

2.「倫理チェック」ができるよう明確な測定基準を提供する
多くのブランドが論争の的となるような話題に声を上げているが、消費者は測定可能な進歩を求めている。今日のパッケージはブランドの価値を示すもの。倫理的かつ環境に配慮した取り組みを追求することで、ブランドのイメージを良好なものに保つことが可能になる。

3. 消費者が「気候変動」を読み解く手助けをする
気候危機への懸念から、消費者は二酸化炭素排出量を削減するための支援や手引きを求めている。パッケージに明確かつ比較可能な素測定値を記載すれば、消費者に計測と削減の努力を示すことに繋がる。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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