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世界のカラー化粧品市場は2023年までに95億ドルを超える見通し

世界のカラー化粧品市場は2023年までに95億ドルを超える見通しと米市場調査会社 Allied Market Research(アライドマーケットリサーチ)は10月6日、発表した。同社の有料レポート「Color Cosmetics Market with Target and Application:Global Opportunity Analysis and Industry Forecast、2017-2023」によると世界のカラー化粧品市場は2016年に58億7500万ドルと評価され、2023年には95億5500万ドルに達すると予測されている。2017年から2023年にかけて7.4%の年平均成長率(CAGR)を維持する見通し。

カラー化粧品にはフェイシャルメイクアップ製品、ネイルケア製品、アイメイク製品、リップケア製品が含まれる。 カラー化粧品市場は、インド、ブラジル、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、アフリカ、エジプトなどの新興国での著しい成長を期待している。新興国での可処分所得の増加と働く女性の財政的独立が市場に大きな影響を及ぼし、さらに、外見に対する意識の高まりは市場の成長を促進するとみている。

地域別に見ると、 北米は世界市場の約4分の1を占め、予測期間中には、7.1%(CAGR)で成長すると予測されている。アジア太平洋地域の化粧品市場は、7.6%の高いCAGRで成長すると予測。アジア市場では韓国で開発された竹、海藻、カタツムリ分泌物など天然成分を配合したスキンケアやカラー化粧品の近年の急速な成長を指摘しており、今後の有利な将来性を予想している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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