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皮膚科でのLEDを利用した治療に可能性

皮膚治療のための発光ダイオード(LED)の利用に関する可能性を検討したレビューの結果が10月31日、「Photodermatology, photoimmunology & photomedicine」オンラインに掲載された。

電子データベースから554件の文献を特定し、スクリーニングで絞り込んだ31件の研究を対象に、系統的レビューとメタ解析を実施。皮膚治療におけるLEDの潜在的有効性は、メタ解析の標準化平均差(SMD)とファンネル プロットを用いて評価した。

その結果、赤と青の両方のLEDライトが尋常性ざ瘡の治療に重要な役割を果たしていることがわかった。さらに、他のLED(黄色LEDや近赤外線デバイスなど)は、単純ヘルペスや乾癬の病変を軽減するだけでなく、皮膚の若返りにおいても優れた有効性を示した。皮膚創傷治癒およびアトピー性皮膚炎治療の分析には不均一性が示された。結論として、LEDは皮膚科学に有用であり、将来の化粧品アプリケーションの潜在的な候補になる可能性があることが示唆された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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