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ストレス時代の風邪の予防にはビフィズス菌が効果

毎日のヨーグルトが風邪を予防するかもしれないという研究結果が1月21日、「British Journal of Nutrition」オンライン版に掲載された。

一般に、急激に受けた精神的ストレスは、風邪やインフルエンザに感染しやすいことと関連しているという。今回の研究では、勉強でストレスを受けている大学生581人を対象に、乳酸菌のラクトバチルス·ヘルベティカスR0052またはビフィドバクテリウム·ロンガムSSPを摂取する6週間の試験を実施した。学生たちは0-3の4段階で毎日、風邪/インフルエンザの9つの症状を記録した。

乳酸菌を摂取しなかったグループに比べ、ビフィドバクテリウム·ロンガムを摂取したグループでは明らかに、症状の報告が少なかった。ラクトバチルス·ヘルベティカスのグループではこの差は見られなかった。

ラクトバチルス·ヘルベティカスは昨年、テレビ番組で記憶力と集中力が上がると紹介された乳酸菌。ビフィドバクテリウム·ロンガムはビフィズス菌の一種で、ヨーグルト製造にも使われる。研究者らは、ストレスを受けている際のビフィズス菌の一日の摂取量は、風邪/インフルエンザの予防に関連するかもしれないことを示唆している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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