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ビーガン化粧品の市場予測ー2022年〜2028年に6%成長

世界のビーガン化粧品市場は、ミレニアル世代が動物虐待のない製品を選ぶにつれて需要が急速に拡大している。市場調査会社Fact.MRは、23日、同市場は2013年から 2017 年の間に約 4% の CAGR で成長しており、今後の見通しとして2022 年から 2028 年にかけて CAGR 6% で拡大するという予測を発表した。

ビーガン化粧品市場の成長を促進する主な理由の 1 つは、流行の高まりで、動物虐待のない化粧品やパーソナルケア製品の人気と相まって、ビーガニズムの賛同者の増加があげられている。またeコマースの発展により、ビーガン化粧品の市場がさらに活性化すると予想される。オンラインプラットフォームの多様化により利用可能な製品の数は、割引、宅配便、安全な支払いチャネルとともに拡大しているという。

同社は有料レポート「Vegan Beauty Products Market」のなかで、予測期間の2022 年〜 2028 年にかけて、ヨーロッパ市場はビーガン コスメティック製品の最大の市場として位置づけしており、中東とアフリカは、ビーガン化粧品の成長率が最も高いと予測している。製品タイプに関しては、スキンケアとヘアケア セグメントは、今後 10 年間で大きな成長を遂げると予測されている。販売チャネルの分析では、オンライン セグメントは、ソーシャル メディアのプラットフォームの拡大に比例して堅調に市場シェアを伸ばす見通しのようだ。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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