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マイクロブレーディング後に発症し皮膚サルコイドーシス

アートメイクのひとつであるマイクロブレーディング後に生じた皮膚のサルコイドーシス症例の報告が8月11日、「SAGE open medical case reports」オンラインに掲載された。これは、マイクロブレーディングに関連する皮膚サルコイドーシスの最初の報告と思われる。

マイクロブレーディング(microblading)は、ごく細い針を並べて刃の形にした器具を用い、毛の1本1本を描くようにして眉の形を整えるアートメイクの一種である。

今回の症例は、1年半前にマイクロブレーディング施術を受けた45歳の女性。施術部位に対応する両側の眉毛に、掻痒を有する紅斑の肉芽腫性プラークを呈し、6か月が経過していた。組織生検で皮膚サルコイドーシスと一致する診断がなされた。呼吸器科、リウマチ科、眼科の医師による評価を含む広範な精密検査では、全身性サルコイドーシスの診断は行われなかった。患者は病巣内にトリアムシノロン注射とタクロリムス軟膏の1日2回の塗布による治療を受け、完全に回復した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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